ケンケンラボ

現役病院薬剤師が身近な病気や感染症、薬、健康食品、日常生活の中で疑問に思った事や勉強した事の中で役立つ情報を発信していくブログです。

スマホ・タブレット・パソコン何が違うの?

量販店に行くとパソコン以外にもスマホタブレットなどたくさんの商品が並んでいます。初めての方にとって何をどうすればいいのか迷われると思います。スマホタブレット、パソコンの特徴を理解し用途に合ったものを購入しましょう。

 

スマホタブレット、パソコンの違い

 

画面サイズ

1.スマホは4~5インチが主流

2.タブレットは7インチと10インチが主流

3.ノートパソコンは画面の小さなもので11インチ、モバイルパソコンは13インチが主流

 

キーボードの有無

パソコンにはキーボードがついていますがスマホにはキーボードがありません。タブレットにはキーボードとドッキングできるタイプもありますが基本はキーボードなしで使う仕組みです。

 

拡張性

パソコンにはマウスやプリンター、ハードディスクやDVDドライブ、有線LANなどをつなぐ機能(拡張性)が備わっていますが、スマホタブレットにはパソコンほどの拡張性がありません。

 

周辺機器

 Wi-Fi経由でスマホから直接プリンターで印刷できるようになりましたが、対応する最新プリンターがないと使えません。今までパソコンで使用していたプリンターはパソコンがないと使えないケースが多いです。

 

インターネットへの接続

 スマホは電話なので携帯電話会社のモバイルネットワークに接続できます。タブレットの中にはモバイルネットワークにつながるタイプとつながらないタイプがあり、後者の場合はWi-Fiがつながる環境がないとインターネットに接続できません。パソコンもWi-Fiまたは有線LANにつながる環境がないとインターネットに接続できません。

 

OS

 iPhoneに採用されているOSは「 iOS」、その他のスマホタブレットに採用されているOSは「Android」です。

・iOSはアップル、AndroidはGoogleが開発したOSです。

タブレットにはパソコンと同じOSやタブレット用に開発されたOSを採用しているものもあります。

パソコンの「OS」には「Windows」の他にアップル社がMacに採用している「OS X」があります。

 

アプリの入手方法

「iOS」も「Android」もそれぞれ専用のストアからアプリを入手することで様々な機能やサービスを利用できます。

「iOS」がiPhоneやiPad、iPоd tоuchなどアップル製品のみに採用されているのに対し、「Android」を採用したスマホタブレットは複数のメーカーから公開されています。

 

操作性と機能性

iPhоneやiPad、iPоd tоuchはOSもハードウェアも同じアップルが開発しているため操作がシンプルでわかりやすく、使いやすいというメリットがあります。機種が少ないため最適化されたアプリやアクセサリーの種類も多いです。

「Android」ではスマホタブレットの画面サイズがバラバラなので機種によってはアプリを表示したときにレイアウトが崩れることがあります。しかし「iOS」向けのアプリはiPhоne、iPad、iPоd tоuchなどに最適化されているためレイアウトは崩れません。

「Android」を採用したスマホタブレットにはメーカーごとに異なるデザインや機能を選択できるメリットがあります。たとえば防水や防塵、おサイフケータイワンセグ、赤外線通信といった機能は「Android」を採用するスマホタブレットにしかないものです。またホーム画面のデザインや文字入力ソフトを自由に変えられるなどカスタマイズしやすいのも「Android」の特徴です。

 

マルチウィンドウ

「iOS」や「Android」はスマホ用に開発されたOSなのでどちらもアプリごとに画面を切り替えて使う仕組みです。パソコンのようにブラウザーやメール、Officeソフトの画面を同時に表示したり、2つのフォルダーを開いて片方のフォルダー内のファイルをもう一方のフォルダーにドラッグ&ドロップで移動することもできません。このような操作のことを「マルチウィンドウ」といいます。

 

用途に応じた選択

自分がやりたい事の「優先順位」をよく考えて自分に合った商品を購入しましょう。

 

インターネットやメールを使いたい

スマホタブレット

インターネットやメールはスマートフォンタブレット、パソコンのいずれでもできますが、携帯電話のネットワークに対応していないタブレットやパソコンの場合、自宅のWi-Fiにつなぐか、モバイルWi-Fiルーターのような機器が別途必要です。手軽なのは1台で携帯電話のネットワークにつながるスマホタブレットです。長文のメールを送る場合はキーボードが使えるパソコンのほうが便利です。選ぶ際にはどのくらいの画面サイズでインターネットを楽しみたいかや、文字入力のしやすさなども考慮します。

 

写真や動画の編集や整理がしたい

タブレット、パソコン

写真や動画を見るだけならスマホでもできますが編集まで行う場合はある程度の画面サイズが必要です。大きな画面で表示できフォルダー分けなどの整理もしやすいのはパソコンです。カメラから写真を取り込んだりプリンターから簡単に出力できるのはパソコンです。

 

Officeソフトを使いたい

パソコン

WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトが使いたい場合はパソコンです。「iOS」や「Android」を採用したスマホタブレットでも、Officeソフトで作った書類を閲覧したり編集ができるアプリはありますがパソコンと同じようにはできません。

 

電子書籍やコミックが読みたい

タブレット

 電子書籍が一番読みやすいのはタブレットです。スマホでもアプリがあれば本は読めますが、画面が小さいので文字が読みづらくコミックの場合は表示できるコマ数が限られています。タブレットなら電車の中などでもすぐに取り出して使うことができます。

 

LINEやFacebookなどSNSを楽しみたい

スマホ

友達とのコミュニケーションを楽しんだりSNSに投稿するのに最適なのはスマホです。最近はタブレットにもカメラを搭載するタイプが増えてきましたがカメラの性能はスマホのほうが上です。写真を撮ってSNSで共有するのにもスマホが便利です。