肩こり痛で悩んでいる方必見!肩こりのについて解説します。
肩こり痛は日常の何気ない動きが原因で起こる、非常に身近な痛みの一つといえます。生活習慣の改善やマッサージなど、日常の心がけや日々のケアで痛みを予防・軽減する方法もありますが、つらい時は鎮痛剤で痛みを抑えるのも一つの方法です。
目次
- 肩こり痛とは
- 肩こりのメカニズム
- 肩こりの主な原因
- 肩こり痛の対処法
1.肩こり痛とは
肩こり痛は頭・首・肩・背中のあたりに感じる、痛み・重さ・張り・硬さなどの自覚症状の総称です。肩こりが肩の筋肉の血行不良であるということはよく知られていますが、その血行不良の原因はさまざま。ほとんどの場合は筋肉の使い過ぎ、また筋力の低下によって起こります。
2.肩こりのメカニズム
肩こりは腕や手にしびれの出る頸肩腕症候群の症状としても現れます。肩は体重の1/10近い重さを占める頭と腕を支えているため、負担がかかりやすい部位です。車の運転やデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けたり、寝転んで本を読むなどの無理な姿勢をとったりすることで肩の筋肉に負担がかかり、疲れて乳酸という疲労物質がたまります。すると筋肉が硬くこわばって血管を圧迫し血行が悪くなります。これが肩こりの第一段階で、この時点で肩を叩いたり、ストレッチを行ったりするなどして筋肉の緊張をほぐして血行をよくすれば、疲労物質は血流に乗って取り除かれ肩こりは解消されます。
3.肩こりの主な原因
姿勢
長時間のデスクワーク、肘まくらでの体制など不自然な姿勢など。
体型や体質
猫背、なで肩など。
肩以外の異常
肺や心臓、胃腸や肝臓などの疾患からくるもの、貧血や低血圧、歯のかみ合わせが悪いなど。
生活環境
強い冷房、枕や寝具の硬さが合っていない、メガネの度が合っていない、精神的ストレスなど。
老化
四十肩、五十肩など。
4.肩こり痛の対処法
肩こり痛の痛みを和らげるためには、肩全体を温める、半身浴でゆっくり入浴する、マッサージやツボの刺激をする、ストレッチをするなどが効果的です。運動不足、筋力の低下、姿勢の悪さなどに起因するものが多いため、日頃から筋トレ、適度な運動、ストレッチなどを積極的に取り入れると予防や改善につながります。
市販の貼り薬や塗り薬を使用したり、鎮痛剤を服用したりするのも一つの方法ですが、あまりに痛くてがまんできない時や、腕や手にしびれが出るようなひどい肩こりが長時間続くような場合は、整形外科の診療を受けることをおすすめします。